日本人はiPhone好きでは無い?
日本のスマートフォンで圧倒的な人気を誇るApple iPhone。でも実は日本人が別にiPhone好きと言うわけでは無いと私自身は結論づけました。
私が勝手に言ってもだれも信用しないと思いますので各種データから実証してみたいと思います。
MVNO比率
今日朝テレビを見ているとMVNO端末数のシェアが15%に達したと報道していました。ん?iPhoneと関係無いじゃないか!と叱られそうですがしばらくお付き合い下さい。この比率が日本人がiPhone好きというわけでは無い根拠の重要なポイントになります。
MVNO端末って何?と言う方もおられると思いますので、一言で言うをau、docomo、softbank以外で加入する端末の事で、俗に言う格安SIMを使う端末の事です。
次の私がこれからデタラメを言っていないことを証明する意味でも、簡単にイノベータ理論を説明します。非常にメジャーな理論でマーケティングをやる時は必ず出てきます。
イノベータ理論
イノベーター理論は1962年に米・スタンフォード大学の社会学者、エベレット・M・ロジャース教授が提唱した商品や技術など新しい物の普及に関する理論で、商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類したものです。
- イノベーター(Innovators:革新者):
新しいものにとにかく飛びつく人達です。iPhone発売日に並んでいる人たちがこれに当たりま。市場全体の2.5%。 - アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。 - アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者):
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。市場全体の34.0%。 - レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者):
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。市場全体の34.0%。 - ラガード(Laggards:遅滞者):
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。市場全体の16.0%。
ここで「普及の16%の理論」と言うのがあり、16%超えるとその商品・技術などが普及する言われています。
先程のMVNO「普及の16%の理論」に達しそうえすよね。いや既に超えているかも!
iPhoneが売れた理由
話は変わって、iPhoneが売れているいる理由は何だと思いますか?
私の分析では各社の値引き合戦によって基本的に日本でスマートホンを買う場合1番安いからです。実質的な値段という意味ではAndroid端末の方が高級品なのです。最近はだいぶそうでもなくなってきましたが、iPhoneは基本的に機種代金はタダですからね。
もちろん現在のスマートフォンと言うジャンルを作り上げて、常に最先端の機能をサービスを投入してきた事は誰もが認める所ではあり、これが人気の秘密の一つではありますすが、世界に目を向けて見ると、androidとiPhoneのシェアはそれぞれ80%対15%と圧倒的にAndroidの方がシェアあります。にも関わらず日本企業であるSonyのXperia(Android)では無くiPhoneが人気があるのでしょうか?
やはり購入時の費用が安いからと結論付けるの妥当だと思います。
結論
どうですか?ここまで来たら私の言いたいことわかった人もいるかと思いますが、今の日本のスマートフォンの市場はMVNO端末に市場が移行しつつあり、「普及の16%の理論」の16%を超えつつあります。
iPhoneが絶対的な人気があるのであれば、MVNO端末がシェアを伸ばすことはありません。
結局日本でも海外と同じiPhoneが人気があるのでは無く、価格の安い端末が受けているという事です。
繰り返しになりますがMVNO端末は「普及の16%の理論」の16%を超えつつあり、加速度的にシェアを伸ばすことは容易に予測出来ます。近い将来日本も海外と同じくiPhoneのシェアが15%程度まで下がる事が予測されます。
多分Appleもこれを危惧してiPhone7を日本のみオリジナル端末を出して、シェアの低下を食い止めにかかっているのだと思います。
みなさんはどう思われますか?
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